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大仁田スカイライン [九州の林道]

2010年9月の走行記録です。


今日はこのツーリングのメインイベントとも言うべき九州最長林道を
走破する日です。

宮崎県と熊本県を結び標高1280mの椎矢峠を越える全長38km
の林道。
宮崎県側は椎葉林道、熊本県側は内大臣林道と呼ばれています。
TM九州版を眺めては何時かは走りたいと思っていた林道。

そこに今日はチャレンジです。

天気もまずまず。
カッパと工具、ノートPC、そして簡単な着替えだけをバイクに積み
込みキャンプ場を出発します。

林道なのに荷物が多いのは、今日はそのままトランザルプの前オーナー
の別荘(大分県日田市)に向かうから。

R218を高千穂方面に下り五ヶ瀬でR503に入ります。
飯干峠手前は狭く急カーブが連続する区間。
しかし対向車はまったく現れません。

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飯干峠には西南の役の際に西郷隆盛が退陣路とした事を偲ぶ碑が。

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峠はちょっとした広場になっていて、ここから大仁田スカイライン
と呼ばれるダート7kmが椎葉村に向かって伸びているはずです。
TMにも稜線を走るフラットダートと書いてあります。
まずは九州最初の林道として足慣らしには丁度良いでしょう。

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峠脇に林道入口があります。

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特に標識は無いけどここに間違いないな!

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土を削り取っただけの路面で片側は深い谷なので慎重に進みます。

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何カ所か分岐がありました。
ここは右に進みます。

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あちゃ!崩落です。

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歩いて偵察しましたが軽量オフ車でも無理そうです。
一発目からこれか?

溜息が出ますが、ここで無理をしても仕方ないので素直に引き返す
事にしました。

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眺望は良い林道ですがどうもスカイラインというより、ただの作業道
の雰囲気が濃厚です。
途中下っていく分岐が有ったのでそちらに進むと結局R503の峠の
下に戻ってしまいました。

もう一度峠を越えてすぐ右を見るとしっかりとした標識が!

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ここかよ!

TMを見て五ヶ瀬方面から来た人は99%間違えるでしょう。
R327から北上する人は逆に峠手前ですぐに目につくので間違い
ようが無いでしょうね。

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ここが本当のスカイライン入り口。
先ほどよりは道幅もあり、それなりに砂利も敷かれているようです。

気分を仕切り直してスカイラインに突入。

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なるほど快適ダートです。

気分良く走っているといきなりトンボが目玉に突っ込んできました。
思わず草津で蜂に刺された悪夢がよみがえります。
慌てて左手で振り払おうとしたら眼鏡が外れて落ちました。
それに驚いてバランスを崩し車体が大きく右に!
支えきれずにゆっくりと転倒。

急いで眼鏡を捜します。
もし壊れたら今後のツーリングに重大な支障が出てしまいます。
もちろん予備に使い捨てコンタクトは持ってきていますが、コンタクト
をすると老眼が出て、さらに乱視が矯正されず小さい活字は読む事が
できません。
と言う事は地図は役に立たない事になります。

バイクの下敷きになっていない事を祈って探すと、幸い路肩に傷も
曲も無く見つかりました。
この日もかなり気温が高く、シールドを下げていると暑くてたまらない
んですよ。

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転倒地点

今までなら虫がぶつかってもそんなに慌てなかったのに、蜂のトラウマ
恐るべし!

重い車体の引き起こしに相当体力を消費しながらも人車ともダメージは
ないのでダート走行再開。

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途中に開通記念碑があり、以下に地元の熱意で開通したか書いてあり
ましたが、その割にはあまり走行跡はありませんね。
でも地元の役には立っているんでしょうね。
私はダート林道が増えてうれしいけど(笑)

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峠の先もしばらくダートは続きましたが接続する小原井財木林道は
全線舗装されていました。

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狭い舗装路をくねくね走りR265の国見トンネル南側に出てきました。

平家の落人伝説の椎葉村の中心地。
まさに秘境と呼ぶにふさわしい山深さです。

椎葉林道まではもう一本林道を走り継ぎますが長くなったので一旦
ここで終了します。
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内の八重林道 [九州の林道]

2010年9月の走行記録です。


近くに2本の天然記念物に指定された巨木があるという。
林道巡りの合間にちょっと見てみよう。

まず訪れたのが大久保の大ヒノキ。

山の中にあり、近づくまでその存在は見えない。
それだけにきなり目の前に現れる巨木はインパクトがある。

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説明板によると樹高32m、推定樹齢は800年らしい。
800年前というと西暦1200年代初頭。

壇ノ浦の合戦が1185年なので平家の落ち武者が当地に逃げ落ちて
来た頃にはまだこの木は無かった事になる。
落人が暮らし始めた時を追うように芽を出した木が800年の時を
経てこのような巨木になっているとは感慨深い。

観終わって少し下った近くの店で昼食を摂る事にしました。

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こんな山深い所に店があるのが驚きだが、観光客の車には何台か
すれ違ったので商売にはなるんでしょうね。

そば定食をチョイス。

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このそばが曰く言い難し。
妙にボソボソしてボロボロとちぎれる。
この地域独特のモノなのか、この店独特のモノなのか、いずれに
しても私の好みとは外れていてちょっとがっかりでした。

食後すぐ近くのもう一本の古木へ。

八村杉でやはり国の天然記念物に指定されています。
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樹高54m
半端ない高さで空にそびえたっています。
とても写真で全貌をとらえる事はできません。

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やはり樹齢は800年以上と推定され平家の落人追討に当たった
源氏の大勝、那須の大八郎宗八が落人の暮らしを憐れみ、追手を
止めて平家の姫と恋に落ち、この木はその手植えだと伝承されて
います。

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十根川神社の中にありますが、この杉の手前にもイチイやトチノキ
の巨木があり間違い無く精霊が宿っているオーラを感じます。

山の深さとともに、この地方の歴史の深さも堪能して次の林道へ。

たかつごう山(1406m)と扇山(1661m)の合間を縫うように走る
内の八重林道です。
TMによると眺めが素晴らしいダート15.2kmとのこと。

2kmほど舗装路が続き

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ここからダート開始です。

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ぐんぐん標高を上げて行きます。

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林道最高地点は標高1350m。

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なぜかカメラのセッティングがおかしくて写真の色調がきちんと
出てないのが残念ですが、一応補正後の写真ですので悪しからず。

この林道もまったくすれ違うバイクがないままに走り抜けました。
上椎葉ダムによってできた日向椎葉湖の畔に出て、いよいよ北上し
椎葉林道に向かいます。
途中数台のオフバイクに擦れ違いました。
きっと椎葉林道を抜けて来たのでしょう。
いやでも期待が高まります。

そして話は次回に続くのであった(笑)
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内大臣椎葉林道 [九州の林道]

2010年9月走行の記録です。


初めての林道と言うのはいつもワクワクそしてドキドキするものです。
しかも名高い九州横断林道とくればテンションも上がろうというもの
でしょう。

不土野橋を越えて林道が始まる堺谷橋までが結構長く、しかもその
区間は全然オフローダーとすれ違わなくなりました。

渓谷沿いを北上し堺谷橋に到着。

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いよいよここから椎葉林道が始まります。

しかし通行止めの看板が!

途中工事と崩落で通行止めとあります。
せっかく楽しみにしていたのに。
それに今日の目的地は大分県の天ケ瀬温泉なので、もしこの林道が
通れないと大きく迂回しなければなりません。

まあ林道の場合は通行止めの看板が有っても通れる事が多いし、仮に
ダメでもその現場の写真を撮っておきたいと思うのがライダー心理。

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取りあえず行ってみましょう。

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渓谷沿いを緩やかに登っていく感じは中津川林道の前半みたいです。


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工事中だった橋も問題なく通れました。


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順調に登っていきますが対向車がまったく来ません。
やはり通り抜けできないのでしょうか?

途中、釣り師の車やキャンプしている人の車には出会いますが、それは
通り抜ける証明にはなりません。

峠が近付くと路面も荒れ始め、そろそろ峠に到達する頃にライン取りを
誤ってギャップにタイヤを取られて本日二度目の転倒。
ほとんど停まる寸前の転倒なので人車ともに損害はありませんが、これ
で通り抜けられなかったら踏んだり蹴ったりです。

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そして椎矢峠に到着。
標高1280m。
宮崎県と熊本県を分ける峠です。

そして峠地点で待望の対向車出現。
話しかけると内大臣側からは問題なく来れたとのこと。
椎葉側へも問題なく通行できる事を伝え、お互いに安堵の表情を浮か
べました。

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峠付近にも通行止めの看板はありますが、先ほどの情報で不安も一掃
されたのでウキウキと下り始めます。

しかしここからの区間が一番荒れていました。

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ガレた石が多く川上牧丘林道みたいでしたが、しばらくすると路面も
フラットになり、その頃になると皮肉な事に何台もの対向車に出会い
ました。

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終盤はまさに鏡のようなフラットダートが延々と続き、ちょっと飽きて
しまうほどでした。

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無事に内大臣側出口に到着。

九州横断林道制覇です。
また一つ私のオフロード史に大きな歴史が刻まれました(大袈裟な)

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刈り入れを待つ稲穂が黄金に輝き、今日の偉業を讃えてくれています。
(だから大袈裟だって)

ここからは熊本県を横断して天ケ瀬温泉の別荘へ向かうだけ。
6時頃には到着できそうですが、そうできれば日没を肴に一杯やれそう。

R218、R443、R325、R387、K12と良いペースで
進みますが日田市に入ったころからポツポツと雨が降り始め、しかし
もうゴールは目前。
着けばすぐ着替えて温泉にも入れるし、わざわざカッパを着こむまでも
ないでしょう。

徐々に雨脚は強くなる中、目的地周辺に到着。
しかしここから肝心の別荘までがうろ覚え。
探し回るうちに土砂降りになってきてずぶ濡れに!
今更カッパを着ても仕方ないので濡れながら電話で場所を再確認して
やっと到着。

迎えに出てくれた「博多の人」さんの案内で別荘のログハウスへ。
ここは温泉付き別荘で昨年五月にもお世話になっています。

小一時間ウロウロと迷ったので日没には間に合いませんでしたが、どうせ
雨だったから間に合っても夕日は見れませんでしたね。

早速温泉に入らせてもらいぬるめの湯にゆっくりと入り昨年のトラミ以来
約1年ぶりの再会を祝して乾杯です。
2年前のトラミで博多の人さんが長年乗っていたトランザルプ650を
手放す話をして、私がそれなら譲って下さいと手を挙げました。
昨年の5月の訪問で条件を煮詰め秋のトラミで受け渡しをする事になり
ました。

昨年は私の400と博多の人さんの650で阿蘇をツーリング。
そしてトラミのあと一緒に自宅まで走ってもらい、現愛車の650を
受け取りました。

その際に来年は必ずバイクを里帰りさせると約束し、今回無事約束が
果たせました。

焼酎を傾けながら話は尽きません。

博多の人さんは現在CBF600Sに乗っています。
明日は久しぶりに2人でツーリングできそうです。

すっかり酔っぱらったところで広々としたロフトのベッドに潜り込み
ました。

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峠の風版ここどこ 20 [ここどこ]

実に走り応えがありました。

ノーヒントで!

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護摩壇今西林道 (奈良県)

 

 


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峠の風版ここどこ 19 [ここどこ]

今回はちょっと写真を多めにしましょう。
東北南部の林道でダート距離は約10kmです。

 

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この分岐を右です。

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入口付近は舗装工事進行中。

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フラットな路面が続きます。

 

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この林道の展望ポイント。

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この橋の部分が展望ポイントです。

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支線の案内看板。

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これも支線の案内標識。

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出口です。
あっ!答えが見えてる(笑)

 


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峠の風版ここどこ 18 [ここどこ]

道東の林道です。

有名な湖の近くで11kmの距離が嘘のようにあっという間に走り切って
しまいました。

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峠の風版ここどこ 17 [ここどこ]

距離は短いですが手ごわい林道です。

年々荒れて来ているようですね。 

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この辺りは粘土質で雨上がりは最悪です。

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この車はもう無いかも?

 

 


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峠の風版ここどこ 16 [ここどこ]

北海道の林道です。

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林道入口はこのバス停が目印。 

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北海道らしい直線的な林道。 

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途中でオホーツク海が見えるポイントがあります。 

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この看板も大きなヒント。

では林道名をどうぞ。

 


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峠の風版ここどこ 15 [ここどこ]

これは超難問だと思います。

最初の写真の線路の下をくぐる国道側からのアプローチがヒントになります。

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林道そのものはあまり特徴もありません。
全長5kmで上って林間を走り最後は下って県道に出ます。

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林道名をお答えください。

ヒント 近所に有名な滝があります。

http://misakinokaze.blog.so-net.ne.jp/2008-09-25


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峠の風版ここどこ 14 [ここどこ]

今回はちょっと難しいかもしれません。
県境を越える峰越え林道です。 

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林道名をお答えください。

 


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